新ユニット、リハを終えて。 7弦ギター オオタマル * official website

7 strings guitarist; choro,bossa nova,samba,brazillian style

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新ユニット、リハを終えて。

『メーザ 〜mesa』と言うユニットを立ち上げ、7月に初めて演奏します。

ブラジル音楽の素晴らしさをこのメンバー、お客さんたちとともに共感できたらどんなに楽しいだろう。。

メンバーはキャリアも経験もとても豊富で私には不釣り合いなほどの凄腕揃いです。;^_^A

しかしながら、一筋縄ではいきません、音楽とは非常に多様でどれもそれぞれに奥が深い。

”知識はあまりに重く、人生はあまりに短い” ペソア

たったひとつのことに一生掘り下げ続けたとしても足りない。かく言う中で無尽蔵に多彩で奥行きのある、ブラジル音楽。。しかしなんとか今まで通りではない、ブラジル音楽の姿をより深く、でもそれでいて楽しく写しとりたい。

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演奏者の立場から、ピアソラでもジョビンでも、第三者には容易には手を加えられないという事態と難しさにこれまでも何度となく直面してまいりました。

オリジナルの作曲者や演奏者に依る演奏や録音物のなかのフレーズ、ハーモニー、音色、そして’’間”を含むタイムetc..。どれをとってもそのままの姿で演奏されることが最も美しいと感じられ、作品がそれを要求します。演奏者(作品実効者)によってその姿を越えた美しさが創造されることが到底考えにくいのです。

引き換え、一部のジャズなどや即興音楽での場合。そこにいる聴衆を含む全員がその会場での創造物に対して、固唾を飲んで見守る。そして誕生の瞬間に立ち会うために皆が集うのです。演奏する側も聴く側も各々の知識や経験技術の蓄積を切り崩しながら、思考の積極性を最大限に働かせた上で成立します。


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出版物の場合などに置き換えてみると前者の状況は有る意味当然なことでしょう。小説家や詩人などに依って創造されたテクストが、読者の手に取られる時にべつの内容や文体に変貌して仕舞っていたら大変なことです。捉えられ方や見え方が再精製されるのは、あくまで読者の心の中に届けられる時まで大切に保管されているわけですから。。この場合でも、読者の思考の積極性が問われているという事もいわずもがな重要でしょうが。。

ピアソラやジョビンなどの作品の場合でも、作曲や出版・録音に至るまでの ”創造のプロセスに於ける楽しさ(や時に大変さも)” が、作品の中にエキスとして含まれているということでしょう。演奏者の自由度が制限され、作品の形状が保存されるのも冷静に考えたら当然のことなのです。

ただこれも過ぎると、演奏者・聴衆は作家の創造物の形状のみに身を委ねることになり、思考は停止しその積極性が削がれてしまいます。娯楽若くは再現音楽と割り切れば、これで十分なのでしょうが。。本来創造者が意図するところとかけ離れた姿がそこには在るかもしれません。

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ブラジルの音楽には、ショーロの様なものもあります。作品(楽曲)自体がコミュニケーションの媒体となって働き、演奏の現場で皆がそれを通じて会話を楽しむのです。聴く人も演奏する人もです。作品(楽曲)のクオリティは極めて高いのですが、語る内容はあらかた決まっていてその場で誕生する創造物に対しての期待と緊張感はあまり働きません。

おのがじしの語り口を駆使して自由に、その共通の言語(ショーロ)を通じて、自身とそのコミュニティの存在を確かめ合い享受する音楽。言語的な音楽なのです。


『”表現” だなんて考えたらダメだよ、オオタマル! 楽しんで会話して遊ぶんだ。』なんて、長年サンバなどを演奏し続けているブラジル人のミュージッシャン仲間にからかいも込めて言われたことを思い出します。


ジョビン、ヴィニシウス、シコ・ブアルキ、ピシンギーニャなどなど優れたな作曲家たちの数々の作品。それらの中にもその様な音楽自体の言語性が備わっていることは間違いありません。

その言語を理解する者と理解しない者。即興と普遍。詩人と哲学者。安息と緊張。ことばと舞踊。伝統と現代性。一見相容れない地平を二分するのではなく、呑み込み、包み込んでしまう、ブラジル音楽の大きさを感じながら。音楽のテーブル(mesaメーザ)に着きたい。




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7/13(日)
開場16:30 開演17:00
【Mesa〜メーザ】
〜私たちの音楽の食卓へようこそ〜

メンバー: オオタマル(7g,vo,ほか) 齋藤徹(cb) さとうじゅんこ(vo)喜多直毅(vl)

※新ユニット 『Mesa〜メーザ』の初ライブ。MPB、ボサなどに新たな地平を開拓します。ご期待ください。

築地 マデイラ にて →[HP]

チャージ\3,500-(1ドリンクつき)
※店内は禁煙です。
※ご予約承り中、こちらまで↓
MADEIRA
〒104-0043 東京都中央区湊3-4-11
TEL: 03-3551-6587 / お電話の受付時間は、平日9:00-17:30
メールお問い合わせ: info@shiozawa.co.jp




[ 2014/05/31 17:59 ] 日記 | TB(0) | CM(0)
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2010.8.1 BACK IN TIME
with 山内三咲(vo)
ライブスケジュール

<<2015年>>

4/4(土)15:00-
【Mesa~ブラジル音楽の食卓~】
新富町マデイラ
オオタマルg、齋藤徹cb、さとうじゅんこvo、喜多直毅vl

4/11(土)朝11:00-
【オオタマルのショーロ教室】
西巣鴨マルメラアダ

4/17(金)19:30-
【ホーダ・ヂ・ショーロ】
吉祥寺アウボラーダ

4/18(土)19:00-
【ブラジルナイト@小岩倶楽部】
小岩 カフェ小岩倶楽部
(東京都江戸川区南小岩5丁目21−15)
℡ 03-3673-3193
オオタマル7g,他 ※禁煙>

4/22(水)20:00-
【オオタマル(g,vo)のソロ】
平井タイム・アフター・タイム
※禁煙です。

4/25(土)19:30-
【オオタマルg,vo ライヴ】
吉祥寺アウボラーダ
オオタマル7g,vo 小森慶子cl 千田利貞perc

5/23(土)15:00-
【オオタマルg,vo ライヴ】
新富町マデイラ
オオタマル7g,vo 小森慶子cl ねこいちperc ※禁煙>

5/26(火)19:30-
【ねこに聞かせるサムバ+1】
西荻窪音や金時
オオタマルg、中川恭太cl、かみむら泰一sax

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